こんにちわ。まつゆきです。
仕事の関係で、普段、私は家族と離れて東京で一人で暮らしております。
一般的に言う「単身赴任」をしている訳ですが、私は白物家電(洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器など)はレンタルをしています。
黒物家電(テレビ)はというと普段あまりテレビを見ないということもあり、テレビを購入やレンタルはしていません。正確に言うと最初の一年間だけは他の家電と共にレンタルをしていましたが、テレビだけは機器のレンタルを解約しました。
では、テレビをまったく見ないのかというと、ニュースであったりドキュメンタリーであったり、多少は視聴します。テレビを持っていなくてどのようにテレビを見ているのか?
今回ご紹介するピクセラ社の『Xit Air Box』というテレビチューナーを使って視聴しています。詳しくは以下の記事でご紹介していきたいと思います。
本記事の対象者
本記事は、以下のような方にお読みいただきたいと思っています。
- 一人暮らし、単身赴任等でテレビの購入や買い替えを考えておられる方
- テレビは普段あまり見ないけど、一応見れる環境だけは欲しいと思っておられる方
- 家族と同居しているけど、自分用のテレビが欲しいと思っておられる方
- 料理をしながら、お風呂に入りながら等、場所を選ばすにテレビを見たい方
- 海外旅行や出張が多く、外出先から日本のテレビを見たい方
Xitブランドについて
冒頭でご紹介した『Xit Air Box』ですが、「Xit」は”サイト”と読むようです。
こちらの「Xit」ブランドを展開しているのは、株式会社ピクセラ(英商号:PIXELA COPORATION)という会社となり、大阪市の日本橋に本社があります。
あまり聞き慣れない会社名ではあるのですが、テレビチューナーに関しては数多くのモデルを販売されているようです。コーポレートのホームページには以下記載がありました。
株式会社ピクセラ(以下、当社)は、デジタル機器を通じて社会に貢献することをテーマとして、マルチメディアを身近にする新しい技術や製品を提供しております。パソコン関連事業、ホームAV事業、AVソフトウェア事業、海外事業、IoT関連事業、自動多言語翻訳システム事業、AR/VR事業の7つの事業を展開しています。
(引用元:株式会社ピクセラ公式サイト)
Xitブランドでリリースされている機種
そして、「Xit」(サイト)はそのピクセラ社が展開する新世代のテレビチューナーブランドとなっており、2020年8月時点で以下の5つのモデルが展開されています。
# | モデル名称 / 型式 | 主な特徴 |
1 | Xit Stick / XIT-STK100 | Windowsとmacに対応したUSB接続のTVチューナー。 |
2 | Xit Stick / XIT-STK200 | iPhone、iPadのLightning端子に接続するTVチューナー。 |
3 | Xit Brick / XIT-BRK100W | Windowsとmacに対応したUSB接続のTVチューナー。二番組同時録画が可能。 |
4 | Xit Air Box / XIT-AIR100W | Wi-Fiルータと接続して利用するTVチューナー。Windows、mac、iPhone、iPad、Android等のあらゆる端末で視聴可能。 |
5 | Xit Board / XIT-BRD100W | Windowsに対応したTVチューナーボード。パソコン内部の空きスロットに差し込んで利用。二番組同時録画(2枚接続時は四番組同時録画)が可能。 |
その中でも私が強くオススメしたい商品が、No.4に記載の『Xit Air Box』です。
他のモデルとは一体何が違うのか。
No1〜3、No5の四つの機種も同じくテレビがなくてもテレビが見れるものにはなりますが、パソコンやiPad等に機器を物理的に接続して利用する形になります。
No4の『Xit Air Box』だけはテレビを視聴する端にチューナーを接続する必要がないのです。
他にも私がオススメしたいポイントがいくつかありますので、ご紹介していきます。
Xit Air Boxが超オススメな理由
私が『Xit Air Box』を強くオススメする理由は以下の5点です。
オススメな理由① : どの端末でもテレビが見られる
他のモデルと異なり、『Xit Air Box』はテレビを視聴する端末(例えば、パソコンやiPhone等)にチューナーを接続して使用するのではなく、Wi-Fiルーターと接続をして使用します。
つまり、同じWi-Fiのネットワークの中であれば、Windowsパソコンでもmacでも、iPhone、iPad、Androidのどの端末でもテレビを視聴することができるのです。
以下が接続のイメージ図となります。
テレビ線で受信した信号をWi-Fiルーターへ流し、それがスマートフォン、タブレット、PC等の各端末に配信されます。(※同時に視聴できるのは1端末のみとなります)
オススメな理由②:テレビを見る場所を選ばない
上記の接続イメージ図でもお分かりのように、『Xit Air Box』はテレビを視聴する端末と何かを接続する必要はありません。つまり、Wi-Fiが繋がるところであれば、家の中のどこででもテレビが見れるということです。例えば、タブレットやスマートフォンをジップロックなんかに入れてお風呂に持ち込めば、入浴しながらのテレビ観賞も可能ということですね!
オススメな理由③:地上波、BS、CSの番組が見れる
ここまで自由にテレビを見れる機器でありながら、さらに、地上波、BSテレビ、CSテレビにも対応しています。もちろん、ご家庭で別途、BS回線やCS契約を準備する必要はありますが、受信できる環境であれば、本機一台で三種類の番組が楽しめるということです。
オススメな理由④:番組を録画できる
別でUSB接続のハードディスクが必要にはなりますが、『Xit Air Box』は番組の録画もできるようになっています。もちろん予約録画も可能です。ただし、チューナーはシングルのため、2番組同時録画等には対応はしていません。
オススメな理由⑤:外出先からもテレビが見れる
なんと、こちらの『Xit Air Box』はインターネット経由で外出先からもアクセスできるようになっています。それによって以下のようなことが可能です。(アクセスできるようにするためには、少し設定が必要にはなりますので後ほどご説明します。)
- 外出先からテレビが見れる(海外からも可能)
- 外出先から録画予約ができる
- 外出先から録画番組の視聴ができる
以上がオススメな理由になります。
『Xit Air Box』をオススメする理由がお分かりいただけましたでしょうか?
Xit Air Boxの弱点
ここまでは『Xit Air Box』がいかに良い製品かということをご説明してきましたが、本製品にもデメリット・弱点はあります。私が実際に使用して感じた点も織り込んでご紹介致します。
弱点①:SwitchやPS4などのゲーム機を接続できない
『Xit Air Box』にはテレビ画面がついていません。また本体にもHDMI接続など接続口がないため、SwitchやPS4などのゲーム機を接続することはできません。あくまでもテレビや録画番組を視聴するための機器となります。
弱点②:PC(Windows/mac)で利用する場合、動作が少し重い
私は主にmac(MacBook Pro Retina, 13-inch, Mid 2014)で利用しているのですが、チャンネルを変更する際に少々動作を重く感じる時があります。場合によっては視聴アプリがフリーズしてしまう場合があります。アプリを再起動すればすぐに戻るので、困るほどではありませんが、使用してみた感想で唯一気になる部分ですね。
弱点③:データ放送に対応していない
あまりご使用にならないかもしれませんが、dボタンを押して表示される「データ放送」には対応していません。なので、視聴者参加型の番組に参加することはできません。朝の情報番組で天気の状態を赤青黄緑のボタンで選択して投票したりするあれです。
実機画面のご紹介
ここからは実際に『Xit Air Box』でテレビを視聴した際の視聴画面をご紹介します。
『Xit Air Box』でのテレビ視聴はPC(WIndows・mac)、タブレット、スマートフォンのそれぞれに合わせて『Xitアプリ』をダウンロードして利用します。
アプリはピクセラ社の公式サイトから、それぞれの端末用のものがダウンロード可能となっています。
以下、macで閲覧する際の画面をご紹介致します。
(1)アプリの起動
『Xit』アプリを起動すると以下の画面になりますので、使用場所を選びます。自宅内で使う場合は【自宅】を選択。【外出先】からアクセスする場合は全機能を使う場合と、録画番組だけを見る場合とでボタンが異なります。
選択すると、チューナーへ接続に行きます。接続が確立されるまで待ちましょう。
(2)テレビ画面の表示
テレビの視聴画面がこちらになります。画質は高画質、標準画質、低画質、低速回線用画質の四種類から選択できるようになっています。このサンプルは外出先からWi-Fi経由で自宅のチューナーにアクセスした「標準画質」になります。
そしてこちらがその画質変更の設定画面です。こちらの設定画面でチャンネルの地域等を選択します。
(3)番組表の表示
こちらが番組表になります。通常のテレビの番組表と同じような作りですね。地上波、BS、CSがあるのがお分かりになると思います。
番組名をクリックすると、番組の詳細情報が表示されます。
番組詳細画面から録画をすることができます。番組詳細画面にある【録画する】をクリックすると簡単に録画予約の画面が表示されます。
もはや、普通のテレビと何も変わらないですね。
外出先からアクセスするための設定
外出先からアクセスするための設定についてお伝えします。実はこの設定、結構クセがあるというか、私自身できるようになるまで少し苦労しました。
その点を踏まえて以下に記載致します。
(1) Xit Air Box側の設定
外出先からのアクセスを許可するためには、まず、Xit Air Box側の設定をおこなう必要があります。と言っても設定自体は難しくありません。
設定画面の【リモート】の中にある【外出先から現在のチューナーに接続する】にチェックを入れるだけです。
(2) Wi-FiルーターのUPnP設定をオンにする
これが私が引っかかってなかなか接続できなかった原因でもあるのですが、自宅のWi-Fiルーターの設定の中に、UPnPという設定項目があるはずです。
UPnPという言葉。IT関係の仕事でもしていない限り、あまり聞くことがない言葉かもしれません。
パソコンに周辺機器を接続するときに自動的に機器を判断して接続をおこなうプラグアンドプレイ(Plug and Play:PnP)という機能があるのですが、それをネットワーク機器用に応用したものをUPnPと言います。
UPnP対応機器であれば、新しくネットワークにつながったUPnP対応機器を検知し,使えるように自動でセットアップをおこないます。
設定画面はお使いのルーターにより異なります。
以下に主要メーカーのヘルプサイトのリンクを掲載致しますので、ご参考にしてみて下さい。
<主要なルーターメーカーのヘルプサイト>
最後に
以上、テレビ画面のないテレビ『Xit Air Box』についてのご紹介でした。みなさまのライフスタイル検討の一助になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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