【書籍レビュー】ここで差がつく!英文ライティングの技術

こんにちわ。まつゆきです。

私は仕事柄、英語のメールをやりとりすることが多いです。また、英語でパワーポイントの資料を起こすこともあります。

ですが、メールのやりとりをする時に、自分の英語が幼稚だなと感じることが多々ありました。

例えば、

「もし新しい情報が入ったら早急に連絡しますね。」

という内容で英語を作る場合、今までの私はこう書いていました。

If I get new information, I will inform you as soon as possible.
これでも意味は通じるし、業務をするのに支障はないのですが、私のメールに対して相手からはもっと洗練された感じの英語が返ってくるのです。
なんとかこういう幼稚な英語を脱却したいと考えていた私は、偶然Twitterで鈴木健士(@suttake)さんの著書『ここで差がつく!英文ライティングの技術』に出会いました。
その内容は目から鱗の衝撃でした。
以下の記事では、その内容をご紹介致します。

本記事の対象者

本記事は以下のような方にオススメです。

 

 

本記事で知ることのできる内容

鈴木健士(@suttake)さんの著書『ここで差がつく!英文ライティングの技術』の構成と一部をご紹介し、英文を書く時にどうすれば洗練された文章になるのかということのコツを掴むことができます。

先をお読みになりたい場合は、実際に書籍『ここで差がつく!英文ライティングの技術』をご購入いただければと思います。

 

鈴木健士さんプロフィール

著者の鈴木健士(すずきたけし)さんのプロフィールは以下となります。素晴らしい経歴の持ち主ですね。

千葉県生まれ。英国パース大学大学院修了。トフルゼミナール英語科講師・通訳者・翻訳者。2002年FIFAワールドカップや2005年愛知万博などの国際イベントの通訳・翻訳の他、宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのウェブサイト、NHK WORLDなどのテレビ番組の英訳を行うなど、「ランゲージサービスプロバイダー」として幅広い分野で活躍中。訳書に『オバマ勝利の演説』(中経出版)、『英語で聴く世界を変えた感動の名スピーチ』(KADOKAWA)等、共著書に『TOEFLテストここで差がつく頻出英単語まるわかり』(KADOKAWA)がある。

ここで差がつく!英文ライティングの技術の構成と学習方法

本の構成

ここで差がつく!英文ライティングの技術』は大きく以下の5章構成になっています。

  • CHAPTER 1 英語らしい英語を書くテクニック37
  • CHAPTER 2 英文エッセイのリライト・ゼミ
  • CHAPTER 3 ライティングのための文法(前置詞/副詞・名詞・冠詞)
  • CHAPTER 4 重要類義語
  • CHAPTER 5 英語表現アドバイスAtoZ

 

推奨の学習方法

本の中では、各章に対して推奨の学習方法が紹介されています。その中から一部を抜粋してご紹介します。

CHAPTER 1 英語らしい英語を書くテクニック37

日本人が書く英文に特徴的な単調な英文に変化をもたせてさまざまな表現ができるようになるための基本的な技術が37レッスン用意されています。またレッスンの後に学習内容が確認できるExcersiseが用意されています。ここで習得した技術を使うことで、よりレベルの高い英文を書けるようになります。

CHAPTER 2 リライト・ゼミ

CHAPTER 1で学習したことを最大限に活用し、エッセイの英文をより高評価の得られるエッセイにリライトしていきます。リライト前のエッセイは日本人学習者が連発しがちなワンパターンの分が多く含まれており、自分が書く英文との共通点が多く見つかります。

CHAPTER 3 ライティングのための文法

日本人学習者が苦手とする前置詞・副詞(使い分けが難しいものを厳選されています)・名詞・冠詞について解説いただいています。イメージを文字だけでなくイラスト化することで定着度が高まるようになっています。

CHAPTER 4 重要類義語

使用頻度の高い「good」「bad」「many」「important」の形容詞をはじめとする表現に幅を持たせることで、さらにレベルの高い英文にすることを狙っています。

CHAPTER 5 英語表現アドバイスAtoZ

CHAPTER1からCHAPTER 4で学習した表現や文法をはじめとする英文ライティングのアドバイスがまとまったものになっています。

 

 

CHAPTER1 英語らしい英語を書くテクニック37の内容ご紹介

私が目から鱗状態になった、CHAPTER 1の内容の触りの部分をご紹介します。

おそらく、本記事に興味をもっていただいている方は以下の内容をご覧になることで、私と同様に「目から鱗」状態になると共に本書籍を購入したくなると思います。

「Lesson 1 形容詞を名詞に変えて主語に」より

以下の和文を英訳する際に、どういう英訳をされますか?

私は幸せだ。
これはとても簡単ですよね。こう訳します。
I am happy.
でも、これ、私もそうですが、日本人がよく陥る英訳なんだそうです。
洗練された英語にするためには、そう訳すのではなく、
私が幸せなこと
と考えて訳します。英訳結果はこうなります。
My happiness
日本人は「私は幸せです。だから毎日が楽しい」と簡単な英文で2つに分けて文章を作ろうとしますが、洗練された英語はそうではなく、「私が幸せなことは、私の毎日を楽しくさせる」という文章を作るのです。つまり、主語を「I」にしないということです。
これが鈴木健士(@suttake)さんの教えの大きな点です。
レッスンの最初の段階ではこういう発想を学びます。

「Lesson 13 「〜なので・・・できる」を表す動詞」より

CHAPTER 1でレッスンが進むと、より一層洗練された英訳との違いを実感することができます。
以下の和文を英訳すると、
私は英語ができるので、たくさんの人と話ができる。
多くの日本人の方が「so」を使って二つの文章をつないで英訳してしまいがちです。
これが、私が冒頭で英訳して幼稚な英語というわけです。
I can speak English, so I can talk with many people.
これを洗練された英語にするには、どうすればいいでしょうか。先ほどレッスン1で学んだ主語に「I」を使わない方法で英訳すると以下になります。
My ability to speak English enables me to talk with many people.
どうですか?一つ目の英訳に比べると、すごく洗練された英語になっています。堅い日本語ですが、「私の英語を話せる能力は、多くの人と話すことを可能にする」という発想です。
逆に一つ目の英訳が非常に幼稚に見えてしまいますよね。これが私がまさに「目から鱗」と感じた部分なのです。
どのようにして、こうした「I」を主語に使わない文章を作るのかということについて、本の中では丁寧にたくさんの事例や例題を使って教えてくれます。
これらがスラっと出てくるようになると、幼稚な英語から間違いなく卒業できますよね!

「ここで差がつく!英文ライティングの技術」の評価

Twitterでも多数の方がこの本をオススメされています。私も本当にオススメなので是非手にしていただきたいと思います。

https://twitter.com/llittlepie/status/1230808805828489216?s=21

 

まとめ

以上、鈴木健士(@suttake)さんの著書『ここで差がつく!英文ライティングの技術』についての書籍レビューの記事でした。この本と出会ったことで私の英語はきっともっと洗練されたものに変わると思います。そして、この記事をきっかけにひとりでも多くの方がこの本に出会っていただけることを願って止みません。

 


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