こんにちわ。まつゆきです。
私には2020年2月現在で、小学6年生の子供がおります。
5年生の終わり頃から、子供が「LINEを使いたい」と仕切りにリクエストしていましたが、さすがに小学生でLINEは早いなと考え、利用をさせないようにしていました。
クラブ活動等で仲良くなった他校の同級生や幼なじみの子供たちがLINEをしているらしく、6年生も終わりに近づき、中学へ進学して離れてしまうために連絡先を交換したいだろうということで、LINEの使用を許可することにしました。
先日もLINEで友達になった男性から誘われて小学生が監禁されるという事件もありましたし、LINEを使わせる際には、何か対策をする必要あると考え、利用規約と誓約書を作成し、子供に理解・納得させた上でLINEを利用させることにしました。
本記事の最後に実際のLINE利用規約・誓約書のダウンロードをご用意していますので、ご活用下さい。
小学生のLINE利用規約の内容
スマートフォン及びLINEの利用時間の制限
LINEに限らず、まず、スマートフォン自体の利用時間を制限する必要があります。就寝前にスマートフォンを見ると良い睡眠ができないという研究結果もあり、20時〜21時までには利用をやめさせたいという思いはありますが、現実的ではないため、22時までとしました。
そしてLINEの利用時間はそれとは別に設けました。LINEをするということは相手つまり、友達にメッセージを送付することになります。ご家庭によっては夜遅い時間にLINEを送られると迷惑という場合も考えられますので、LINEは20時までとしました。
LINEの利用が20時までという制限があることを、子供の友人に伝えることで20時に以降の返信ができないということを、友人たちに理解してもらうために子供のLINEのプロフィールには「LINEは20時までしか使えません」と記載させています。
【第1条】携帯電話の利用時間は22時までとし、LINEの利用は20時までとする。
ゲーム利用日の制限
子供にとって、スマートフォンはゲーム端末でもあります。そこで我が家では任天堂Switchと共に「ゲームという観点」で制限を設け、ゲームは土曜、日曜、祝日のみで、一回30分までとしています。
また、友達と遊んだり家族くるみで食事をして子供たちがゲーム大会になるようなことも多いため、その点についても利用規約で触れています。
【第2条】Switch、携帯電話に関わらず、ゲームの利用は原則、土日祝のみとする。ただし、友達と遊ぶ場合等は都度、パパやママに相談すること。
LINEの開示についての約束
子供にもプライバシーがあります。当然見られたくない内容のやりとりをすることもあるでしょう。普段は子供のLINEを盗み見るようなことをするつもりはありませんが、親が必要と感じた際に「見せなさい」と言って、拒否することがないよう、LINEの開示についても利用規約には盛り込みました。
【第3条】パパやママが「LINEの内容を見せて」と言った場合は、見せること。
LINEでの会話内容についての配慮
メールでもLINEでもそうですが、文字情報だけだと思いが正確に伝わらず、冷たい印象を与えてしまうことも少なくありません。
小学生の子供が送るメッセージは他愛ないこともあるでしょうが、悪気なく言ってしまう言葉や、その言葉が友達を傷つけてしまうこともあり得ます。
会話内容についても以下のふたつを利用規約に盛り込みました。
【第4条】LINEでパパやママに見せられないお話はしない。
【第5条】友達の悪口等、人を傷つけるようなことは書かない。
LINEの友達登録についての取り決め
iPhoneにはスクリーンタイムという機能があり、我が家もファミリー共有機能を使って、利用時間やコンテンツの内容をある程度制限しています。
残念ながら、2020年2月時点ではLINEにはそういった「みまもり機能」が使えないため、LINEの友達登録を制限することはできません。
そのため、LINEの友達登録についても子供ときちんと取り決めておく必要があります。見知らぬ人と友達になって会ってしまうというようなことを防ぐためにも、絶対に必要なことです。
見知らぬ人と友達になることは、非常に危険なことだということをしっかりと子供に説明し理解させましょう。
【第6条】知らない人とは友達にならない。
【第7条】知らない人から友達申請が来たら、パパやママにすぐに相談する。
行儀についての取り決め
大人の方で、食事中にスマートフォンを操作しながら食べる方を見かけることがあります。正直あまり見た目にお行儀がいいとは言えません。大人の方はさておき、子供にはお行儀よくして欲しいという思いから、「食事をしながら」「テレビを見ながら」「勉強をしながら」といった「〜しながら」のスマートフォン操作をしないということも取り決めています。
【第8条】勉強中、食事中等 「〜ながら」の携帯電話の利用をしない。
アップロードする内容についての取り決め
子供は自分で撮影した写真や家の風景、自分の名前など何も言わなければ「これをアップロードしてはいけない」という感覚を持っていないので、何でもアップロードしてしまう危険があります。
特に個人を特定することができる情報をアップロードするのは怖いことです。
そこでアップロードする内容についても取り決めています。
特にタイムラインへの投稿に関しては、友達の友達(=見知らぬ方)などに閲覧される恐れがありますので、そちらについてもしっかりと決めておく必要があります。
我が家では以下のふたつを取り決めています。
【第9条】LINEのタイムラインに個人情報をアップしない。 (個人情報:個人を特定できる情報。顔写真、住所、名前など)
【第10条】LINEのタイムラインの投稿に「いいね」や「コメント」をしない。
通信に関する取り決め
ご家庭によってはSIMの契約はおこなわず、自宅のWi-Fiのみでスマートフォンを利用させているという場合もあるでしょう。
我が家の場合は、習い事などの外出時に帰宅の連絡に使うということを考慮し、子供用のiPhoneにはデータSIMを契約しています。
そのため、外出時も通信は可能ですが、パケット量は1ギガの契約にしているので、例えば、Youtubeをたくさん見たりしてしまうと、肝心の帰宅時の連絡にも支障が出る可能性があります。
そこで、通信についても取り決めをし、外で大量に通信を使うと困ることになるということを理解させています。
【第11条】ビデオ通話など、パケット通信の利用に注意すること。自宅では必ずWi-Fiを利用すること。
最後に「保険」の一文
これまで利用規約をご紹介してきましたが、あくまでこれらは今の状況で考えうるものになります。
今後、状況の変化によって利用規約に追加するべき内容が出てくる可能性も考え、利用規約はこれがすべてではないという「保険」として、以下の一文を入れておくのがベストです。
【第12条】本利用誓約書に記載の無い内容についても、パパやママが「問題あり」とした場合は、事前に話し合いをし、誓約項目に追加できることとする。
自分の子供にここまでするのか?というご意見もあるかもしれませんが、私は逆に自分の子供だからこそ、危ない目やトラブルにあって欲しくないという思いで今回の利用規約・誓約書を子供と交わすことにしました。
本当は小学生でLINEを使用させるのは早いのかもしれませんが、今出会っている友人との繋がりを中学進学以降も続けたいという子供の気持ちを理解し、今回の対応をしています。
小学生の子供をお持ちのみなさんの一助になると幸いです。
小学生のLINE利用規約兼誓約書のダウンロード
利用規約兼誓約書のダウンロードは以下リンクからどうぞ。PDF版とパワーポイント版をご用意しています。